郡司歯科医院ブログ

2014.05.26更新

虫歯の痛みはあるときは激烈で耐えがたいですが、その時期を超えると、うそのように消えてしまうことがあります。
歯が痛くならないとなかなか歯医者に行かないという患者さんなら、落ち着いたとお考えかもしれません。

しかし患者さんのご希望とは裏腹に、歯の中の炎症はむしろ広がり、破壊が進んでるはずです。
象牙質が崩れ、歯に完全に穴が開くことで、内部にたまって神経を圧迫していた膿が外に出て内圧が下がると痛みがふっと楽になるのです。そしてこれまで警戒を鳴らしてくれた神経がついに死んでしまうと、ひと時の平安が訪れます。
細菌感染は周りのさらに多くの組織へと広がっていきます。そして噛む刺激が加わったり、体の抵抗力が落ちた時に
突然火がついたように痛みます。急に痛みが消えたのは<嵐の前の静けさ>なのです。
神経が細菌感染してひどい炎症が起きると、決して自然に治癒することはありません。治療を先延ばししていると
歯を失ってしまうかもしれません。

虫歯に気が付いたら、小さいうちに歯科医院に行くのはもちろん、定期的にメンテナンスを受けていると早期発見と虫歯予防効果があります。

当歯科医院ではメンテナンスを勧めております。気になることがあればいつでも声をかけて下さい。

(参考図書 nico)

投稿者: 郡司歯科医院


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